3ヶ月ぐらい付き合ってたカノジョと温泉旅行に行こうって話になったんだが、女の友達とも一緒に行きたいらしく、俺のダチも呼んで4人で行こうってことになった。俺は「2人の方が気が楽でいい」って言ったのに、カノジョは聞く気ナッシング。やる気なかったんで、顔はそこそこだけど童貞のW君を呼び出すことにした。彼は普段は面白い奴なんだが、女の前だとアガって何も言えなくなるような奴。まあ童貞の世話ができればいいかなって程度に思ってた。カノジョの友達は正直、俺のストライクゾーンじゃなかった。カノジョはどちらかというとボーイッシュで気の強いタイプ。だけどその女、Y子は物静かそうだったからね。んで挨拶もそこそこに観光してから、旅館にチェックインした夜。当然酒を飲むわけで、だけど前述の通りしょーもない友達たちだからたいして盛り上がらない。俺も飲めないのに酒だけが進んでくっていう最悪の状況。W君への例の世話も忘れて酒をどんどん飲む。飲み過ぎるとすぐ眠くなるタチと、案の定盛り上がらない旅行への怒りのせいで俺は布団に倒れこんだ。ダチ達のせいで俺とカノジョも別部屋だったしな。2対2で1部屋ずつっていう状態で、飲んでたのは俺らの部屋。 |