数年前の話になりますが私には自慢の妻がいました。切れ長の大きな瞳とキリッとした表情が、のだめ等に出ている上原美佐という若手女優に似ているので本稿では美佐と呼ばせて頂きます。妻の美佐と初めて出会ったのは中学の時でした。当時から評判の美少女で、恥ずかしながら、私の初めての自慰のネタは美佐でした。明るい性格で頭も良い美佐は誰からも好かれ、生徒会の役員などもやっており当然のように男にモテまくっていました。美佐に言い寄っている男達の中には、地元の名士の跡取りである生徒会長までいました。この男はロンブーの淳に似ているので田村と呼ぶことにします。田村は、滅多にいないような美少女で、どこか気品のようなものがある美佐に、かなり惚れ込んでいました。しかし、肝心な美佐の方は、田村のことを毛嫌いしているようでした。田村の家は代々の資産家で、田村は甘やかされて育ったのでしょう。プライドが高く強引で我侭な性格だったため、かなりしつこく美佐に言い寄っていました。その度に、同じく生徒会の役員であった私が、さりげなく助け舟を出して守っておりました。そして、生徒会などで一緒に居る時間が多かったためか、私と美佐は自然に交際するようになりました。 |