息子の家庭教師に、嫁の優子にもちょっとした刺激になればと、イケメンの悠斗君を選んだことが、まったく新しい扉を開くカギになってしまった。そして、そのカギは嫁の過去の扉も開くカギだった、、、セックスに対して、潔癖というか淡泊だと思っていた嫁だったが、それは単に小学4年からの8年間で、当時の彼とあらゆるパターンをやり尽くしていたからだった、、、今はもうその男とは会っていないという嫁だが、その言葉の裏には会おうと思えばいつでも会える、、、居場所はわかっていると言っているように感じた。そんな疑念と不安がありながらも、今まで以上に夫婦仲は良くなっていて、悠斗君もすっかりとウチになじんでいた。良き家庭教師、良き兄として息子に接して、週末には嫁の恋人としてウチに来る、、、俺も、悠斗君を嫁を巡ってのライバルとも思っているし、弟のようにも思っている。この金曜日にも、息子が実家に泊まりに行っているので、当たり前のように悠斗君が夕食を食べにウチに来た。「もう!優子さんは座っててよw僕一人で作った方が、美味しいからw」「あぁーー!また言った!酷いよね!ねぇ、あなた、私の料理、そんなにまずい?」「いや、美味いよ。ただ、悠斗君はもっと美味いってだけw」「ひっどーーい!」こんな風に言いながらも、嫁も楽しそうで上機嫌だ。 |